ピノガールのつるが伸びてきました。さて、ここで悩むのが「子づる、何本残せばいいの?」問題。
去年の私は、梅雨の時期にちょっと目を離した隙に、つるがわっさわさに増えてしまって。それぞれに雌花がついて「もったいない・・・」と整枝できないまま夏に突入。結果、株が疲れて秋を待たずに枯れてしまいました。
今年こそはちゃんと整枝します。とはいえ、根っからのもったいない精神は健在なので、「我慢して4〜5本」と「基本通り3本」の2苗で比べてみることにしました。
この記事では、ピノガールの整枝の基本と、ベランダのプランター・行燈仕立てでの誘引のやり方をまとめます。
※摘芯(親づるを止める作業)がまだの方は、こちらを先に読んでください。

我が家の今年のリアル|2苗で比べてみる予定
先にこの記事の前提を共有させてください。今年、我が家では2苗のピノガールを育てています。せっかく2苗あるので、こんな比較をしてみることにしました。
| 苗 | 方針 | 子づるの本数 |
|---|---|---|
| 1苗目 | もったいない精神に負け気味(不本意) | 4〜5本 |
| 2苗目 | 基本通りに作る(理性派) | 3本 |
正直に言うと、本心は「全部残したい」くらいなんです。子づるに雌花が付いているのを見つけると、「これも実になるかも・・・」ってハサミを持つ手が止まってしまうんですよね。
でも、去年それで枯らした反省があるので、今年は不本意ながら4〜5本までは減らします。これでも私にとっては大決断・・・!
2苗目は最初から「基本通りにやる」と決めているので、ここは理性を働かせて3本に絞ります。つるが多いとオベリスクに巻きつけるのも大変ですしね・・・。
結果は夏のお楽しみ。どちらが大きい実をつけるか、ちゃんとレポートします。「整枝?面倒だな・・・」と思っている方、ぜひ我が家のリアル実験を一緒に追ってみてください。
ピノガールの整枝、なぜ必要?
整枝とは、伸びてきた子づるのうち、元気のいいものを数本だけ残して、それ以外を切り取る作業のこと。なぜ必要かというと、理由は大きく3つあります。
- 養分を集中させて、実を大きく育てるため
- 葉が混みすぎないようにして、風通しと日当たりを良くするため
- 誘引(つるを支柱に這わせる作業)をしやすくするため
特にプランター栽培は、土の量も限られています。つるが多すぎると栄養が足りなくなって、株が疲れやすくなるんです。去年の我が家がまさにそれで、つるを放置した結果、夏前に病気で枯れてしまいました。
ピノガールの整枝の基本|子づるは何本残す?
ピノガールは「草勢が強い」品種なので、一般的な小玉スイカよりも子づるを多めに残せる、というのが種苗会社(e-種や|三重興農社)のピノガール栽培マニュアルでの公式情報です。
地植えの場合
- 子づる3本仕立て:株間55cm以上
- 子づる4本仕立て:株間70cm以上
本数を増やすほど、株と株の間を広く取る必要があります。
プランター栽培の場合
プランターは土の量が限られるので、子づる2〜3本が基本。我が家は行燈仕立てやオベリスクで立体栽培しているので、つるを巻きつける場所の数も考えると、3本くらいがちょうどいい感じです。
ちなみにe-種やのマニュアルには、「全ツル着果」が基本で、着果数が少ないと逆に空洞果(中がスカスカの実)になりやすいとも書かれています。「つるを少なくする」よりも「残したつるそれぞれにちゃんと実をつける」方が大事なんですね。
※私は去年つるを多く残しすぎたものの、空洞果になる前に株が病気で枯れてしまったので、空洞果は経験できていません。育ち切った株でしか発生しない可能性もあるので、参考まで。
ピノガールの整枝のやり方とタイミング
タイミングは「子づるが20〜30cmに伸びたら」、遅くとも梅雨入り前まで
整枝は子づるが20〜30cmくらいに伸びたタイミングでやります。子づるは親づるから複数本伸びてくるので、その中から元気の良いものを選んで残します。
あまり伸ばしすぎると、切ったときの株へのダメージが大きくなるので、早めに決めてあげるのがコツです。遅くとも梅雨入り前までには終わらせるのがおすすめ。私が去年失敗したのは、まさに梅雨の長雨でベランダに出る回数が減り、気づいたらつるがすごいことに・・・というパターンでした。
残す子づるの選び方
- 太くて元気な子づるを選ぶ
- 株の下の方から出ている子づるがベター(上の方は弱いことが多い)
- 傷んでいる・葉が黄色っぽいものは避ける
整枝の手順
残さない子づるは、株元に近い部分から清潔なハサミで切り取ります。手でちぎると株を傷めることがあるので、必ずハサミを使ってください。切り口から病気が入らないよう、できれば晴れた日の朝〜夕方の作業がおすすめです。雨の日や雨の直前は避けましょう。
実際に我が家で整枝したときの、ビフォーアフターがこちらです。


孫づる(子づるから出る脇芽)も忘れずに摘み取る
整枝で見落としやすいのが「孫づる」。子づるから新しく出てくる脇芽のことです。これも放っておくとどんどん増えて、せっかく整枝した意味がなくなってしまいます。
孫づるは見つけ次第、指でポキッと折るかハサミで切ってください。ただし、子づるの先端や、雌花の手前の数本は残しておくのが一般的。残す位置は品種や仕立て方によって変わるので、迷ったら全部摘まずに様子を見ながら調整するくらいの気持ちで大丈夫です。
我が家の今年の孫づる|元気すぎて1本だけ残しちゃいました
ここで、今年の我が家のリアルな話を。整枝をしていたら、子づるからしっかりした孫づるが出ていました。基本通りなら摘み取るところなんですが…これがまた太くて元気で。「もったいない・・・」の虫がうずいてしまい、結局1本だけ残すことにしました。
言い訳をすると、その孫づるが出ていたのは4〜5本仕立てにする予定の苗だったんです。「どうせ多めに残す株だし、1本くらい増えてもいいかな」と自分を納得させました。3本仕立ての株だったら、さすがに摘んでいたと思います。
ちなみに、当初の計画から1つ変更がありました。最初は「1苗目を4〜5本、2苗目を3本」と決めていたのですが、いざ整枝してみると、3本にするつもりだった苗のほうが茎が太くて元気。もう一方が細めだったので、急きょ役割を入れ替えました。太くて元気な株を4〜5本(+孫づる1本)、細めの株を3本にしています。
計画通りにいかないのが家庭菜園の面白いところ。残した孫づるがこのあとどうなるか、太い株と細い株でどう差が出るかも、引き続きレポートしていきます。
ピノガールの行燈仕立てでの誘引のコツ
整枝が終わったら、残した子づるを支柱や行燈、オベリスクに誘引していきます。
こまめに誘引する
つるは1日に数センチ伸びることもあります。放っておくと自分の好きな方向に絡まってしまうので、こまめに(2〜3日に1回)見て、支柱に巻きつけてあげてください。
葉が重ならないように配置する
葉が密集すると、風通しが悪くなって病気の原因になります。それぞれの子づるをバランスよく分けて、葉が広がるスペースを確保してあげましょう。
整枝・誘引で使っている道具(リアル使用レポート)
誘引クリップ|これしか使ってません!
正直に言います。誘引はもう、クリップ一択です。麻ひもや結束バンドも試したことがあるんですが、最終的に「これが一番ラク」と落ち着いたのが誘引クリップでした。
- 支柱とつるをやさしく挟むだけ、ワンタッチで完了
- つるが太くなっても締め付けない設計
- 位置を変えたいときも付け外しが自由
- シーズン後は外して洗えば、何度でも使える
「こんなに楽でいいの?」というレベルで仕事してくれます。家庭菜園を始めた頃の自分に「これ買っとけ」と言いたい・・・。
園芸ハサミ(先細タイプ)|整枝にはマスト
つるを切るときは、混み合った場所に刃が入る先端が細いタイプが圧倒的に使いやすいです。普通のキッチンばさみだと、株を傷つけたり、隣の葉まで切ってしまうことがあるので、専用の園芸ハサミを1本持っておくと安心。
着果ネットは「いいのが売ってない」問題|麻ひも+水切りネットで自作してみた話
立体栽培で実がぶら下がってくると、実の重みでつるが折れないように、ネットで支えてあげる必要があります。いわゆる「着果ネット」「スイカネット」と呼ばれるアイテムです。
・・・なんですが、これがなかなか「これだ!」というのが売ってないんですよね。サイズが合わなかったり、ネットの目が粗すぎたり、値段がやたら高かったり。
そこで去年やってみたのが、麻ひもと水切りネットで簡易ネットを自作する方法。100均で揃う材料で、それっぽいものは作れました。
ただ、正直に言うと実は重みでびよーんと伸びてしまって、効果はあるんだかないんだか・・・というレベル。「ないよりはマシ」程度の自己満足だったかもしれません。
もしいい着果ネットが見つかれば、素直にそれを買うのが一番だと思います。麻ひもは結束に使うので、1巻あると何かと便利。
整枝の次は摘果。でもそれが一番むずかしい
整枝が終わって、子づるに雌花が咲いて、受粉に成功すると、いよいよ実がついてきます。そこで次に待っているのが「摘果」。1つの子づるにつき実は1〜2個に絞る、というあれです。
・・・正直に言います。私、この摘果がどうしてもできないんです。やり方は分かっているし、必要なのも理解しています。でも、受粉に成功した小さな実を見ると「もったいない・・・これも育てたい」って気持ちが先に立ってしまって、どうしてもハサミを下ろせないんですよね。去年もこれで全部残してしまいました。
摘果については別記事にまとめました。「もったいなくて摘果できない」気持ちに正面から向き合っています。

まとめ
ピノガールの整枝について、基本と我が家のリアルな今年の作戦をまとめました。
- プランター栽培では子づる2〜3本が基本
- ピノガールは草勢が強いので4〜5本でもOK(株間に余裕があれば)
- 子づるが20〜30cmに伸びたら、遅くとも梅雨入り前までに整枝
- 残した子づるはこまめに誘引、葉が重ならないように配置
- 孫づるも忘れずに摘み取る
- つるを少なくするより「残したつるに全部実をつける」方が大事
去年のように「もったいなくて整枝できない」と後で後悔するのは避けたいところ。でも、完璧に基本通りにやらなくても、自分なりの妥協ラインを決めてあげれば、それでいいと思っています。
我が家の「4〜5本 vs 3本」の2苗比較、結果が出たらレポートしますね。みなさんも、自分のペースで整枝に挑戦してみてください。
ピノガールの植え方の全体像はこちらにまとめています。


株A(5本仕立て)・株B(3本仕立て)で実際に受粉してみたレポはこちら。仕立て本数の違いがどう影響するか経過観察中です。



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