5月に入り、いよいよサツマイモの植え付けシーズンが来ました!「サツマイモの植え方って難しそう…」と思っている方も大丈夫。コツさえつかめば、初心者でもたっぷり収穫できます。
この記事では、サツマイモの植え方の基本として、苗(つる苗)の選び方から、植え付け方、収穫までの流れをわかりやすく解説します。
いつ植える?サツマイモの植え付け時期
サツマイモは寒さに弱い野菜なので、植え付けのタイミングが重要です。
| 地域 | 植え付け時期 |
|---|---|
| 関東〜関西 | 5月上旬〜6月上旬 |
| 東北・北海道 | 5月下旬〜6月中旬 |
| 九州・沖縄 | 4月下旬〜5月中旬 |
目安は「最低気温が15℃を下回らなくなった頃」。気温が低いうちに植えると根が張りにくいので、焦らず待ちましょう。
つる苗の選び方
ホームセンターや園芸店で「つる苗(挿し穂)」を購入します。
良い苗の見分け方
- 葉の色が濃く、緑色が鮮やか
- 茎が太くしっかりしている
- 節(ふし)が4〜5節以上ある
- しおれていない・変色していない
品種の選び方
- ベニアズマ:甘みが強く、ほくほく食感。定番人気
- 紅はるか:ねっとり系でとにかく甘い。焼き芋向き
- シルクスイート:なめらかな食感。贈り物にも喜ばれる
- パープルスイートロード:紫色のアントシアニン豊富な健康志向品種
用意するもの
- つる苗(10〜15節のもの)
- 畑またはプランター(深さ30cm以上推奨)
- 培養土(野菜用の培養土)
- 元肥(化成肥料)※少量でOK
- 黒マルチフィルム(あると便利)
- 移植ごて
- 水やりジョウロ
👉 道具選びに迷ったら ベランダ道具・グッズ厳選7選 も参考にしてください!
💡 プランターでも育てられます! 深さ30cm以上・横幅60cm以上あるとベスト。「畑がない」という方もぜひ挑戦してみてください。ただし乾燥しやすいので水切れに注意が必要です。
袋栽培という手もあります!(たけこのおすすめ)

「プランターを買うのも面倒…」という方に、私が特におすすめしたいのが袋栽培です。培養土の袋をそのまま「プランター代わり」にして植えてしまうという、ちょっとワイルドな方法です!
袋栽培のやり方
- 培養土(14L以上の大きめの袋)をそのまま置く
- 袋の底面にハサミや錐で水抜き穴を5〜6か所あける
- 袋の上部を大きく切り開く
- あとは普通のプランターと同じように植え付けるだけ!
袋栽培のメリット
- プランター代が0円:袋がそのままプランターになるので追加購入不要
- 土の移し替えが不要:袋を開けてそのまま植えるだけ
- 後片付けが楽:収穫後は袋ごと処分できる
- 場所を選ばない:ベランダでも庭の隅でもOK
袋栽培の注意点
- 袋が薄いため、夏の直射日光で根が熱くなりやすい。袋の周りを段ボールで囲んだり、白い布をかけたりして遮熱しましょう
- 水はけのために底の穴は忘れずに!水が溜まると根腐れの原因になります
- 袋の容量は14L以上が目安。小さすぎると芋が大きくなれません
難しいことは何もなし!「培養土を買ってきてそのまま植える」というシンプルさが最大の魅力です。初めてサツマイモを育てる方にこそ、ぜひ試してほしい方法です。
植え付け手順(ステップごとに解説)
STEP1:土の準備
サツマイモは水はけの良い土を好みます。
- 畑の場合:植え付け2週間前に苦土石灰を混ぜて中和する。元肥は少なめに(肥料が多すぎると葉ばかり茂って芋ができにくくなる「つるぼけ」になります)
- プランターの場合:市販の「野菜用培養土」でOK。元肥入りのものならそのまま使えます
また、黒マルチフィルムを張ると地温が上がって生育が促進され、雑草も防いでくれます。初心者にもおすすめのひと手間です。
👉 土の種類や肥料について詳しく知りたい方は 土の選び方・肥料の基本知識 もご覧ください。
STEP2:畝(うね)を作る
畑の場合は高さ20〜30cmの畝(盛り土)を作ると水はけが良くなります。プランターはそのまま進めてOK。
STEP3:苗を水に浸ける
植え付け前に、つる苗を1〜2時間水に浸けると根付きが良くなります。
STEP4:斜め挿しで植える
植え付けには主に2つの方法があります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 斜め挿し(45度) | 初心者向け。芋の数は少なめだが大きくなりやすい |
| 水平挿し | 収穫量が多い。芋が均一に育つ |
斜め挿しのやり方
- 土に斜め45度の穴を開ける(移植ごてで)
- 葉が2〜3枚地上に出るように、残りの節を土中に埋める
- 周りの土を軽く押さえる
株間は30〜40cm、畝間は60〜70cmを目安に。
STEP5:たっぷり水をやる
植え付け直後はしっかり水をやります。その後1週間ほどは毎日水やりして根付かせましょう。
植え付け後の管理
水やり
根付いたあとは過湿に注意。週に1〜2回程度、土が乾いたらやる程度でOKです。プランターは乾燥しやすいので、土の表面を触って確認しましょう。
つる返し(重要!)
7〜8月になるとつるが旺盛に伸び、節から根が出てくることがあります。この根が土に刺さると養分が分散して芋が小さくなるため、2週間に1回ほどつるを持ち上げてひっくり返す「つる返し」を行います。
やり方:伸びたつるを手で持ち上げて、反対向きに折り返して置くだけ。根が地面に刺さっていたら優しく抜いてOKです。
追肥
基本的に追肥はほとんど不要です。肥料をあげすぎると「つるぼけ」になります。葉の色が極端に薄いときだけ、少量のカリウム系肥料を与えてください。
病害虫に注意
サツマイモは比較的病害虫に強い野菜ですが、以下に注意しましょう。
- ヨトウムシ:夜に葉を食べる害虫。朝に葉を確認して、食害跡があれば株元を掘って退治する
- コガネムシの幼虫:土中で芋を食い荒らす。収穫時に芋に穴が開いていたら原因はこれ。植え付け前に土を深く耕して対策を
- 黒斑病(こくはんびょう):苗に黒い斑点が出ている場合は病気の可能性あり。購入時に苗の状態をよく確認して
収穫のタイミング
植え付けから約120〜150日後が目安です。
- 時期:10月〜11月(霜が降りる前に収穫)
- サイン:葉が黄色くなり始めたら収穫のサイン
- 確認方法:株元の土を少し掘って芋の大きさを確認する
収穫後のひと手間:掘り出した芋はすぐ食べずに、風通しの良い日陰で2〜3週間置くと甘みが増します(追熟)。ぜひ試してみてください!
❓ よくある質問(FAQ)
サツマイモはいつ植えるのがベストですか?
最低気温が15℃を下回らなくなった頃が目安で、関東以西なら5月上旬〜6月中旬が植え付けシーズンです。寒さに弱いので、霜の心配がなくなってから植えるのがポイント。早すぎると苗が傷み、遅すぎると収穫前に寒くなってしまいます。
良いサツマイモの苗の見分け方は?
葉が大きくしっかりしていて、茎が太く節間がつまっているものを選びましょう。葉色は濃い緑色で、しおれていないことが大事。8〜10節ほどあるものが理想です。古くなって乾燥しすぎているものは避けてください。
ベランダの袋栽培でもサツマイモは育ちますか?
はい、育ちます!培養土の袋にそのまま植える「袋栽培」が初心者には特におすすめ。プランターを買う必要がなく、培養土を買ってきて袋に穴を開けるだけで始められます。深さがあるので根もしっかり張れて、後片付けも楽です。
「つる返し」とは何ですか?必ずやるべき?
伸びたつるを持ち上げて反対向きに折り返す作業のことで、サツマイモ栽培で非常に重要です。7〜8月になるとつるが節から根を出してしまい、その根が成長すると本来のイモに栄養が回らなくなります。月1〜2回つる返しをすることで、大きな芋が収穫できます。
サツマイモの収穫はいつ?収穫後の注意点は?
植え付けから約120〜150日後(9月下旬〜11月上旬頃)が収穫の目安です。葉が黄色くなってきたら収穫サイン。掘り出した芋はすぐに食べず、風通しの良い日陰で1〜2週間「追熟」させると、デンプンが糖に変わって甘くなります。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 植え時 | 5月〜6月(最低気温15℃以上) |
| 苗の種類 | つる苗(4〜5節以上) |
| 肥料 | 少なめに(つるぼけ防止) |
| 管理の要 | つる返し(7〜8月に2週間ごと) |
| 収穫 | 120〜150日後・10〜11月 |
サツマイモは手間が少なく、たっぷり収穫できるコスパ最高の野菜です。今年はぜひ挑戦して、秋の収穫を楽しみましょう!
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