ピノガールの摘芯が終わって、子づるがニョキニョキ伸びてきました。我が家は花壇に1苗、コンテナプランターに1苗の合計2苗。それぞれ4本くらいずつ子づるが伸びてきていて、いよいよ整枝のタイミングです。
…で、ここで毎年思うのが「で、結局どれを残すの?」問題。「太くて元気なものを残して」と言われても、初心者からするとどれもそこそこ元気に見えて、判断がつかないんですよね。実際、去年の私は最初は適当に一番伸びているものだけを残したのですが、その後梅雨に突入して少し放置してしまったら、別の新しい子づるが伸び放題に。結果「もうどれがどれかわからない!」となって、結局全部残してしまいました。花壇には他のものも植わっているので、一生懸命すべてのつるをトレリスに巻きつけるのが本当に大変だったんです。
今年こそはちゃんと選んで剪定したい。同じように「どれを残せばいいかわからない!」と困っている方のために、調べた情報と我が家の判断ポイントをまとめました。この記事を見れば、迷わず子づるを選べるようになりますよ。
※何本残すかの考え方や、整枝全体の流れはこちらの記事にまとめています。

去年の失敗|「迷ったら残す」で大失敗した話
もう少し詳しく去年のことを振り返ると、最初は「一番元気そうな1本」だけ残せばいいかなと、勢いよく伸びている子づるだけを残してスタートしました。ところが、そのあと梅雨が来てしまって、雨続きで外に出るのが億劫になり、しばらく放置。
梅雨明けに見に行ったら、最初に残した子づるとは別に、後から出てきた新しい子づるが伸び放題になっていて、もう「どれが最初に残したやつか」がさっぱりわからない状態に。結局「もうこの際全部残しちゃえ!」と諦めて、全部のつるを育てることに。
花壇には他の野菜も植えてあるので、ピノガールのつるが他の苗に絡まないように、一本ずつトレリスに巻きつけていく作業が本当に大変でした…。葉が密集すると風通しが悪くなって病気にもなりやすいですし、養分も分散して実は小さめでしたしね。だから今年は、迷わず・早めに・しっかり選んで剪定する、これを目標にしています。
ピノガールの子づる、残す子を見分ける5つのポイント
調べた結果、子づるを選ぶときに見るべきポイントは大きく5つあります。優先度の高い順に紹介します。なお、ピノガールは親づるを摘芯して子づるを育てるタイプなので、ここでは親づるはすでに摘芯済みである前提で進めますね(摘芯がまだの方はこちらの記事を先に読んでください)。
ポイント1:太さは「中くらい〜やや太め」がベスト
子づるの太さは、適度に太いものが理想です。細すぎると栄養が行き届かず、実をつける力が弱い。逆に、極端に太すぎるものも実はNGで、水分や栄養が過剰になって、つるばかり育って実が甘くならない(つるボケ)原因にもなります。
目安としては、人差し指の太さくらい(あくまで目安。品種や生育環境で差があります)で、根元から先までほぼ同じ太さを保っているものがベスト。途中で急に細くなっているものは弱っている可能性があるので避けます。
ポイント2:株の下の方(根元寄り)から出ている子づるを優先
親づるの何節目から出ているかも大事なポイント。一般的には、株の下の方(根元から数えて2〜4節目あたり)から出ている子づるの方が強く、上の方から出ているものは弱い傾向があります。
これは、下の方の節は早く出てきたもので、その分根からの距離も近くて養分を吸い上げやすいから。「下から出ている=ベテラン選手」というイメージで覚えると分かりやすいです。
ポイント3:葉の色が濃い緑のもの
葉っぱの色も健康バロメーター。深い緑色で、ハリのある葉をつけている子づるは健康な証拠。逆に、黄色っぽかったり、色がうすい・斑点が出ているものは、病気や栄養不足のサインなので残さない方が無難です。
「葉が小ぶり」「葉が萎れている」も避けたいサイン。葉は光合成の工場なので、葉が元気じゃないとそのつるは実を育てる力もありません。
ポイント4:節間(葉と葉の間隔)が詰まっているもの
子づるをよく見ると、葉と葉の間隔がギュッと詰まっているものと、間延びしてスカスカに見えるものがあります。残すなら「節間が詰まっているもの」を優先します。
節間が詰まっている=株がしっかりしている状態。逆に節間が間延びしているのは、徒長(とちょう)と言って、日陰すぎる・窒素肥料が効きすぎている、などが原因で「とりあえず伸びてるけど中身は弱い」状態のサインです。
ポイント5:成長スピードが他より早いもの
同じ日に確認したときに、他の子づるより少し先まで伸びているものは「勢いがある」サイン。スピード感を見るには、マスキングテープなどで現在の先端位置に印をつけて、2〜3日後に「どれが一番伸びたか」を比べると分かりやすいです。
ただし、勢いがあっても他のポイント(太さ、葉の色)がイマイチなら、ただ徒長しているだけの可能性も。複数の項目を総合して判断するのがコツです。
剪定する(切る)子づるの見分け方
逆に「これは切ろう」と判断すべき子づるの特徴も知っておくと、迷いが減ります。
- 細すぎる・ヒョロヒョロしている:栄養を吸い上げる力が弱い
- 葉が黄色っぽい、しおれている:すでに弱っているサイン
- 株の上の方(5節目より上)から出ている:根からの距離が遠く、勢いが続きにくい
- 節間が間延びしている:徒長して中身が弱い
- 傷ついている・虫食い跡がある:病気のリスク
- 他と絡まりすぎているもの:誘引でほどけないなら切った方が早い
これらに当てはまる子づるは、迷わず根元から切り取ります。1本切ると残りの子づるに栄養が集中するので、結果的に収穫量が増えるんですよ。
迷ったときの判断フロー
「どれを残すか1本ずつ判断するのが面倒…」という方のために、シンプルな判断フローを作りました。
- まず全ての子づるを並べてチェック(テープで番号を振っても◎)
- 明らかに細い・葉が黄色いものを最初に除外
- 残った中で株の下から出ているものを優先で「残す候補」へ
- 「残す候補」が予定本数より多ければ、節間が詰まっている順に選ぶ
- 最後に、選んだ子づるにマスキングテープで「残す」目印をつけて、それ以外を根元から切る
このステップ通りに進めれば、迷いがほぼなくなります。切った後は残した子づるを支柱やトレリスにこまめに誘引するのが大事。私も今年はこの順番でやってみる予定です。
やってはいけない選び方3つ
NG1:「もったいない」で全部残す
これは去年の私です…。「せっかく伸びてきたから」と全部残すと、養分が分散して実が小さくなり、最終的に1個も大きく育たない、なんてことになります。整枝の本質は「捨てる勇気」なんですよね。
NG2:手でちぎる
切るときに「手でポキッと折ればいいか」と思いがちですが、これは株を傷めるNG行動。切り口がギザギザになると、そこから病気が入りやすくなります。必ず清潔なハサミでカットしてください。
NG3:雨の日や夕方に作業する
切り口が乾く前に湿気にさらされると、雑菌が入りやすくなります。整枝は晴れた日の午前中〜昼すぎが理想。雨の日や雨の直前、夕方以降は避けたほうが安全です。
整枝で使っている道具(毎年これでやってます)
園芸ハサミ(先細タイプ)
切るときは、先端が細い園芸ハサミが圧倒的に使いやすいです。混み合った株の中にスッと入って、残したい子づるを傷つけずに切れます。我が家ではこちらを愛用中。
誘引クリップ
残した子づるは、伸びてきたらすぐ支柱に誘引します。麻ひもや結束バンドより、クリップタイプが圧倒的にラク。我が家ではこのクリップを使っています。
マスキングテープ(目印用)
「残すと決めた子づる」にマスキングテープを巻いておくと、後で「あれ、これ残すんだっけ?切るんだっけ?」と迷わなくて済みます。100均のものでも全然OK。私は粘着が強すぎない普通のタイプを選んでいます。防水タイプは強力すぎて、つるが太くなったときに食い込んだり、剥がすときに植物を傷つけたりするのが心配だからです。
我が家の2苗ではこう選ぶ予定
記事「ピノガールの整枝|子づる4〜5本 vs 3本」でも書いた通り、今年は花壇とプランターで残す本数を変える予定。それぞれこんな基準で選びます。
| 花壇の苗 | プランターの苗 | |
|---|---|---|
| 残す本数 | 4〜5本 | 3本 |
| 選び方の優先順位 | 下から出てる順+太さ | 太さ+葉の色(厳選) |
| 切る基準 | 細すぎる&上から出てるもの | 太いもの3本以外は全部 |
プランターは栄養が限られるので、本当に元気な3本だけに絞ります。花壇はちょっと余裕を持って4〜5本残してみる。結果は夏の収穫時期にまた報告しますね!
まとめ|「太さ・下から・葉の色」の3点でほぼ決まる
ピノガールの残す子づる・剪定する子づるの見分け方をまとめると:
- 残すべきは 「太さ中〜やや太め」「下の方から出てる」「葉が濃い緑」の3点を満たすもの
- 切るべきは 「細すぎる」「葉が黄色い」「上の方から出てる」もの
- 迷ったらマスキングテープで目印を付けて、早めに判断する
- 切るときは清潔な園芸ハサミで、晴れた日の午前中に
「もったいない」で全部残すと、去年の私のように後悔します。捨てる勇気を持って、勝負の数本を見極めるのが甘くて大きいスイカへの近道。一緒に頑張りましょう!
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