小玉スイカの一番果を収穫したあと、「株はもう抜いていいのかな?」と迷っていませんか。わが家も7月20日にピノガールを2玉収穫して、そろそろ株の整理をしようと思っていました。つるの伸びが止まっていたので、もう終わりだと思ったんです。
ところが片付けようとした矢先、花が咲いているのに気づきました。よく見ると、止まっていたはずのつるもまた伸び始めていたんです。あわてて手を止めて、そのまま様子を見ることにしました。結果、収穫からたった4日後に次の受粉ができました。
収穫が終わった株にまた実をつけることを、園芸では「二番果(にばんか)」と呼びます。2回目の収穫を目指す実のことです。この記事は、その二番果を育てている途中経過のレポートと、去年の失敗をどう変えたかの記録です。
一番果を収穫した4日後に、二番果を受粉できました
まず、わが家の今シーズンの流れを整理します。株はコンテナプランターで育てているピノガール。一番果を収穫したのと同じ株です。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 7月20日 | 一番果を2玉収穫(受粉から44日目・39日目) |
| 7月24日 | 二番果を受粉(収穫の4日後) |
| 7月26日ごろ | もう1個受粉(日付を控えそびれました) |
| 8月2日 | 受粉から9日目。2個とも握りこぶしくらいの大きさに |

正直に書いておくと、2個目の受粉日はあいまいです。1個目はきちんとタグをつけたのですが、2個目はつけませんでした。というのも、1本のつるに2つ実が受粉した場合、あとから受粉したほうの実は、これまで途中で大きくならずに止まったり、しぼんだりしてばかりだったからです。「どうせ今回も育たないだろう」と思ってしまったんですね。
ところが4日たっても実は元気なまま。あわててタグをつけましたが、そのときにはもう受粉した日があいまいになっていました。育たなそうな実ほど、タグをつけておくべき——今年いちばんの反省です。



株を抜こうとした手が止まった理由
収穫が終わったあと、つるの伸びが止まっていました。「もうこの株は役目を終えたかな」と感じて、株の整理をしようと思っていたんです。
その手が止まったのは、花が咲いているのに気づいたからです。あらためて株全体をよく見てみると、止まっていたはずのつるの先が、また伸び出していました。株のほうが「まだ終わってない」と教えてくれた形です。
もしあのとき花に気づかず片付けていたら、二番果には出会えませんでした。一番果を収穫したあと、すぐに株を抜いてしまうのはもったいないかもしれません。まず花と、つるの先を見てあげてください。
写真で見る、つるが動き出すまで
言葉だけだと伝わりにくいので、実際のつるの様子を3枚並べます。まずは「もう終わりかな」と思っていたころの先端。茶色く枯れたような部分が集まって、そこから先に進んでいない状態です。この見た目だったので、私は株の整理を考えました。

こちらは同じ日に撮った別のつるです。茶色い部分のあいだから緑色の新しい部分が伸び出して、もともとあった茶色がばらばらに散っているのが分かります。止まっていたつるが動き出すと、こんな見え方になるんですね。

そして3枚目は、1枚目のつるがその後どうなったか。先端が伸びて、新しい葉が開きました。あのとき片付けていたら、この姿は見られませんでした。

去年の失敗を3つ変えて、二番果に挑戦します
去年のわが家は、実を摘まずに全部残した結果、10個着果して6個収穫できた代わりに最後は株が枯れました。だから今年も放任だと書くと、「また同じことをしているのでは」と思われるかもしれません。でも、去年とは変えている点が3つあります。
| 項目 | 去年 | 今年 |
|---|---|---|
| 整枝 | 「しなくてよい」の情報を見て省略 | 雌花を増やす目的でしない |
| 追肥 | 液肥や固形を思い出したときに | 固形の化成肥料を2週間に1回 |
| つる枯病 | 病気と気づかないまま進行させた | 気づいて対処済み |
整枝を「あえてしない」理由
教科書どおりなら、子づるを3〜4本に絞って養分を集中させるのが正解です。でも今年のわが家は、あえて伸ばしっぱなしにしています。理由は雌花の数を増やしたいから。
スイカの人工授粉は、雌花が咲いたその日の朝しかチャンスがありません。つるが少ないと雌花も少なくなり、「咲いたのに雄花がない」「その日に受粉できなかった」で終わってしまうことがあります。つるを増やせば雌花も増えて、受粉のチャンスがそれだけ増える——という考え方です。
実際、二番果の2個はこのやり方で着果しました。整枝していたら、この雌花は咲いていなかったかもしれません。もちろん株への負担は増えるので、追肥でカバーする前提です。

追肥のやり方を見直しました
去年の追肥は、正直かなり行き当たりばったりでした。液体肥料を思い出したときにあげたり、固形肥料をあげたり。間隔も決めていませんでした。株が病気になってからは「肥料のあげすぎかも」と思って液肥に切り替えたりもしています。
今年は固形の化成肥料(チッソ・リン酸・カリが同じ割合のもの)を2週間に1回と決めて続けています。間隔を決めておくと、あげ忘れもあげすぎも防げます。
加えて、実の肥大に効くリン酸・カリウムが多めの肥料を2回。つる枯病が出たときに1回と、7月の終わりにもう1回あげました。7月末の1回は、ちょうど二番果がふくらみ始める時期と重なっています。

つる枯病は「知らなかった」のが一番こわい
去年いちばん痛かったのは、これがつる枯病だと分かっていなかったことです。株の元気がなくなっていくのは見えていたのに、病名を知らないまま時間が過ぎて、気づいたときには実も枝も腐ったあとでした。
今年は同じ症状が出たときにすぐ気づけました。知っているかどうかだけで、ここまで結果が変わります。

二番果は一番果より早く穫れる?調べて分かったこと

二番果がいつ収穫できるのか気になって調べてみると、小玉スイカの二番果は着果から25〜27日が目安という情報が見つかりました。一番果の35日前後という目安より、かなり短いんです。
理由としては「株が育って養分を送る力がついているから」「気温が高い時期だから」などが考えられますが、はっきりした根拠までは見つけられませんでした。断定はできません。
ただ、わが家の一番果は目安35日に対して実際は44日かかりました。目安どおりにいかないことは、身をもって経験済みです。今回も日数だけを信じるつもりはありません。
| 数え方 | 収穫予想日(7月24日受粉の実) |
|---|---|
| 二番果の目安25〜27日 | 8月中旬〜下旬 |
| 一般的な目安35日 | 8月末ごろ |
| わが家の一番果と同じ44日 | 9月上旬ごろ |
ちなみに8月2日現在、受粉から9日目で握りこぶしくらいの大きさになっています。一番果のときは受粉4日で100円玉サイズでしたから、そこから考えると順調そのもの。「二番果は早い」という情報も、あながち的外れではないのかもしれません。
ずいぶん幅がありますね。結局のところ、カレンダーではなく実が出すサインを見るしかありません。巻きひげ・叩いた音・積算温度の合わせ技で見極めます。

まとめ:収穫が終わっても、すぐに株を抜かないで
小玉スイカの一番果を収穫したあと、わが家では4日後に二番果の受粉ができました。8月2日現在、受粉から9日目で2個とも順調に育っています。
- つるの伸びが止まっても、それで終わりとは限らない
- 片付ける前に、花が咲いていないか・つるの先が伸びていないかを確認する
- 整枝をあえてしないのは、雌花を増やして受粉のチャンスを作るため
- 去年の反省から、追肥は「固形を2週間に1回」と間隔を決めた
- 受粉日タグは「どうせ育たない」と思う実にこそつけておく
この二番果がちゃんと甘くなるのか、それとも去年のように株が力尽きるのか。答えはまだ分かりません。収穫できたら、結果をこの記事に追記します。だめだったときも、正直に書きますね。
受粉が成功したかどうかの見分け方は、こちらの記事に写真つきでまとめています。



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