「オクラの苗を植えたのに、1か月たっても大きくならない……」わが家のオクラもそうでした。6月に入っても本葉はたった2枚。しかもカタツムリに食べられて、穴あきの水玉模様状態。「もうだめだ〜!」と半分あきらめていたんです。
ところが7月のいま、同じ株が何事もなかったように葉を茂らせています。この記事では、オクラが大きくならない主な原因5つと、わが家のオクラが復活するまでの経過を写真つきで紹介します。いま悩んでいる方も、あきらめるのはまだ早いかもしれませんよ。
植えて1か月、本葉2枚のまま…わが家のオクラの記録
5月11日、オクラの苗を植え付けました。オクラは今年が初挑戦です。ポットに数本まとまって育っていた苗を、分けずにそのまま、防草シートで手作りしたコンテナプランターに植えました。


土は、この培養土を使っています。
ところが、待てど暮らせど大きくならない。6月に入っても本葉は2枚だけ。おまけにその貴重な2枚がカタツムリにかじられて、「穴あきで水玉模様ですか?!」という状態に。途中で1本は萎れてしまい、育ちの悪かった2本は思い切って切って、残ったのは2本だけになりました。
同じ場所で育てている4月植えのミニトマト・ナス・ピーマン・パプリカは絶好調。「どうしてオクラだけ……?」と首をかしげる日々でした。

オクラが大きくならない主な原因5つ
まず、一般的に言われる原因を整理します。
① 気温が低い
オクラはアフリカ原産の高温性野菜。生育適温は25〜30℃で、10℃以下では生育が止まります。植え付けは最低気温が15℃を超えてから、が鉄則です。
② 植え付けで根を傷めた
オクラの根は、太い根が1本まっすぐ下に伸びる「直根性(ちょっこんせい)」。植え替えを嫌い、ポット苗を1本ずつ分けようとして根を切ると、そこで成長が止まってしまいます。数本まとまった苗は、分けずにそのまま植えるのが正解です。
③ 肥料の過不足
オクラは肥料を欲しがる野菜で、足りないと実つきが悪くなります。逆に最初から多すぎると、茎と葉ばかり茂って花がつかない「木ボケ」という状態になります。
④ 水のやりすぎ
乾燥には比較的強い一方、過湿は苦手。常に土が湿っていると根が呼吸できず、弱ってしまいます。水やりは土の表面が乾いてから、が基本です。
⑤ 容器が浅い・根詰まり
まっすぐ伸びる根のために、深さ30cm以上の容器が必要です。浅い容器だと根が行き止まりになって、地上部の成長も止まります。
わが家は、この収穫コンテナをプランター代わりにしています(深さもたっぷりあります)。
土と肥料の基本は、こちらの記事にまとめています。

わが家の原因は「根が張る前の真夏日ラッシュ」でした
じつは、うちのオクラはこの5つのどれにも当てはまりません。植えたのは5月中旬で気温は十分、苗は分けずに植えたので根は無傷、容器も深型です。
オクラは初挑戦だったので、最初は「私の育て方が悪いのかな」と疑いました。でも、これまで初めて育てた野菜で大失敗したことはなく、去年は小玉スイカも収穫できています。同じ場所・同じ土・同じ私が育てて、4月植え組は好調でオクラだけ不調。となると、違いは「植えた時期」だけです。
気象庁のデータ(わが家の地域)を調べて、納得しました。
- 4月22日(トマト組の植え付け日):最高21.4℃のおだやかな陽気
- オクラを植えた6日後の5月17日:いきなり真夏日の31.6℃
- 5月17〜20日:真夏日が4日連続。下旬もほぼ連日の夏日
「オクラは暑さに強いんじゃないの?」と思いますよね。そのとおりなんですが、それは根がしっかり張ってからの話。根が張る前の小さな苗にとって、いきなりの30℃超えは水分の消耗が激しく、大きな負担になります。引っ越しの片付けが終わらないうちに、真夏のマラソンに出るようなものです。
今年のように5月から異常に暑い年は、「夕方の涼しい時間に植える」「株元に敷きわらを敷いて土の温度が上がりすぎないようにする」といった暑さ対策が有効と言われています。
※オクラの植え付け適期はあくまで5〜6月。「4月に植えればよかった」わけではありません(4月では、オクラには寒すぎます)。4月植えが向くのはトマトやナスなどの夏野菜です。

何もしなくても、7月にちゃんと復活しました
「もうだめかも」と思ってから、私がやったことは3つだけです。
- 葉を食べていたカタツムリを見つけて駆除(薬剤は使っていません)
- 毎日、葉に虫がついていないかチェック
- 萎れた1本と育ちの悪い2本を整理して、元気な2本に絞る
ちなみにカタツムリやナメクジは夜行性なので、朝夕の見回りだと見つけやすいですよ(誘引剤を置く方法もあります)。
特別なことは何もしていません。それでも6月下旬には新しい本葉が次々と出はじめ、7月には「あの水玉模様は何だったの?」というくらい葉が増えました。


株を2本に絞ったことで、水や栄養が残った株に集中したのもよかったのだと思います。植え付けから約1か月半、見た目は止まっているようでも、土の中では根が着々と伸びていたんですね。
オクラは本来、夏の暑さでぐんぐん育つ野菜です。根さえ無事なら、初期の停滞は夏に取り返せます。いま「大きくならない……」と悩んでいる方も、株が生きていて、先ほどの5つの原因に心当たりがなければ、焦らず見守ってみてください。
これからの課題は「追肥」。正直、まだやっていません
復活したとはいえ、ここからが本番です。オクラは肥料を欲しがる野菜で、花が咲き出したら2週間に1回程度の追肥が目安と言われています。
白状すると、わが家はまだ追肥をしていません。「いつあげればいいの?」が分からなかったからです。調べた結果、「花が咲き始めたら追肥スタート」が合図と分かったので、これから実践します。追肥の経過は、この記事に追記していく予定です。
まとめ|オクラが大きくならなくても、あきらめないで
オクラが大きくならないときは、まず定番の5つ(低温・根傷み・肥料の過不足・水のやりすぎ・容器の浅さ)をチェックしてみてください。どれにも当てはまらないなら、わが家のように「植え付け直後の暑さで根張りが遅れているだけ」かもしれません。
オクラは夏の野菜。株が生きていれば、暑くなってから一気に追いつきます。1か月半停滞したわが家の2本も、いま元気に葉を広げています。収穫できたら、また報告しますね。



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